下請工事を土木一式や建築一式に算入するには?


質問

下請工事を土木一式や建築一式に算入するにはどうしたらいいか?

回答

土木一式工事は「総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物を建設する工事(補修、改造又は解体する工事を含む。)」となっており、建築一式工事は「総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事」です。

「総合的な企画、指導、調整」という部分から、これらを行うのは元請けの仕事だから下請工事で土木一式や建築一式に算入されることはほとんどありません。また「土木工作物を建設する工事」、「建築物を建設する工事」とありますので、元請だからといって規模の小さい工事や大きくても部分的な専門工事であった場合も同じです。

そのため、土木一式だと思っていても上記のようなことで「とび・土工」としてしか参入できなかったり、建築一式だと思っていても「内装工事」等となる場合もあります。

それでも経営事項審査において一式工事に完工高を計上したい場合には専門工事から一式工事への振替を行います。

大阪府では以下のように決められています。

  • 審査対象建設業が土木工事業又は建築工事業(以下「一式工事業」という。)である場合は、許可を受けている建設業のうち一式工事業以外の専門工事(審査対象を除く。)に係る建設工事の年間平均完成工事高を、その内容に応じて当該一式工事業のいずれかの年間平均完成工事高に含めることができます。
  • この場合、専門工事の完成工事高については、審査対象年だけでなく直前2年又は3年分を土木一式又は建築一式のいずれか一方に全額算入する必要があります。
  • 例えば、とび・土工・コンクリート工事を一式工事業へ算入する場合、建築一式であれば少なくとも1件以上の建築系の工事が、土木一式であれば少なくとも1件以上の土木系の工事が必要です(とび・土工・コンクリート工事の完成工事高を分割して、土木一式及び建築一式それぞれに算入することはできません。)。

※上記のようにとび・土工の工事を土木一式や建築一式に振り替える場合には、とび・土工自体の経営事項審査が受けられなくなりますので注意してください。