経審の社会性にある自己監査とは何でしょうか?


質問

経審の社会性にある自己監査とは何でしょうか?

回答

正式には「自己監査」とは呼ばず「経理処理の適正の確認」といいます。(言葉の意味はほぼ同意ですが)

実施していれば下記のように「監査の受信状況」にてW5評点として2点得られます。

監査の受審状況 点数
会計監査人の設置 20
会計参与の設置 10
経理処理の適正を確認した旨の書類の提出 2
0

P評点への換算としては ×10×190/200×0.15 となりますので、2.85点となります。

経営事項審査の申請時には「経理処理の適正を確認した旨の書類」の原本を提示します。適性の確認は誰が行っても良いわけではなく、下記の注意事項にあるように常時雇用されている経理の責任者であって、公認会計士、会計士補、税理士、建設業経理士1級の合格者である必要があります。

(注意事項)建設業に従事する職員(雇用期間を特に限定することなく常時雇用されているもの(法人である場合においては常勤の役員を、個人である場合においてはこの事業主を含む。)をいい、労務者(常用労務者を含む。)又はこれに準ずる者を除く。)のうち、経理実務の責任者であって、公認会計士、会計士補、税理士及びこれらとなる資格を有する者並びに1級登録経理試験に合格した者のいずれかに該当する者が経理処理の適正を確認した旨の書類(様式は83~87ページをご覧ください)に自らの署名を付したものを提出する場合、当該書類の原本を提出してください。

 

建設業経理士の資格を取得すれば評点はどれぐらいアップするのでしょうか?


質問

社長より建設業経理士の資格を取得するよう言われました。2級と1級があるようですが、それぞれどれぐらい経営事項審査の評点がアップするのでしょうか。

回答

建設業経理士は経審の「その他社会性等」で評価されます。W5のポイントが1級だと1点。2級だと0.4点となります。そこから以下の表にあてはめます。

年間平均 項目 公認会計士等数値
完成工事高 点数 10 8 6 4 2 0
600億円以上 13.6以上 10.8以上 7.2以上 5.2以上 2.8以上 2.8未満
13.6未満 10.8未満 7.2未満 5.2未満
150億円以上 600億円未満 8.8以上 6.8以上 4.8以上 2.8以上 1.6以上 1.6未満
8.8未満 6.8未満 4.8未満 2.8未満
40億円以上 150億円未満 4.4以上 3.2以上 2.4以上 1.2以上 0.8以上 0.8未満
4.4未満 3.2未満 2.4未満 1.2未満
10億円以上  40億円未満 2.4以上 1.6以上 1.2以上 0.8以上 0.4以上 0.4未満
2.4未満 1.6未満 1.2未満 0.8未満
1億円以上  10億円未満 1.2以上 0.8以上 0.4以上 0
      1.2未満 0.8未満      
1億円未満 0.4以上 0

もしも年間平均完工高が1億円以上10億円未満であれば(色の赤い行)、2級は0.4のため、点数は6点。1級は1のため、点数は8点となります。また、2級が2人いれば0.4×2=0.8で、同じく8点。1級と2級が一人ずつでしたら0.4+1=1.4となり、10点ということになります。

W点への影響はそのW5を ×10×190/200 します。

総合評点Pへの影響はWの0.15倍です。

1級 2級 W5 ×10×190/200 P点への影響
ケース1 0人 1人 6点 57点 8.55点
ケース2 1人 0人 8点 76点 11.4点
ケース3 1人 1人 10点 95点 14.25点

※上記表は年間平均完工高が1億円以上10億円未満の場合

こうしてみれば、P点への影響は少ないと感じるかもしれません。しかし技術系の資格は、その工種だけ評点が上がるのに対して、こちらの方はすべての工種に対して上がるので影響は決して少なくありません。

1級は難しい資格ですが、2級は多くの人が取得している資格ですので挑戦しやすい資格といえます。

技術職員が建設業経理士2級を持っていればW点として評価されるのか?


質問

技術職員名簿に記載されている職員が建設業経理士2級を持っている場合、W点として評価してもらうために登録経理試験の合格者数として含めることはできるのでしょうか。

回答

可能です。技術職員名簿への記載有無に関わりなく合格者数の人数に含めることができます。

申請の際に合格証書の写しと常勤性の確認資料の提示が必要となります。