質問
経営事項審査の工事経歴書に関して、工事進行基準を採用している場合、添付する契約書等の写し以外に、当該事業年度計上額(出来高等)を確認できるものの写しは必要でしょうか?
回答
契約書等の写しのみで大丈夫です。
工事経歴書には請負金額欄に全体の契約金額と今期計上分(カッコ書き)を併記します。
12月決算で10月から翌年の2月までに渡った工事というのは。工事経歴書にどのように記載したら良いのでしょうか?
工事経歴書には元請工事、下請工事に関わらず、基本的には完成した工事を記載します。具体的には以下の順に記載していきます
ただ、未成工事は完成していない工事のため、記載しても完成工事高には含められません。質問にありますとおり10月~2月の5ヵ月間に渡った工事の年内分(3か月分)として請負金額の60%を含めるという「進行基準」に似せた考えをする人もいますが、そもそも5ヵ月で終わるような短期の工事に進行基準を適応させることの方が不自然です。
結論をいえば、1年に満たないような短期工事で完成していないものに関しては工事経歴書には掲載しません。